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パァーッ でたっ！（11.08.05）
オバケにまつわるエトセトラ②
ついこないだの朝だった。
開店の準備をしている時に、ジュンちゃんとＹピーが騒いでいる。
店内のカドッチョの、デンキもついてナイところで、フラッシュがピカーッ！と光ったので、「ダレかなんかの写真でも撮ったのかな？」と思って周りを見ても、２人以外ヒトはいない。
「じゃぁカミナリ？」と思って、他のみんなに聞いてみても、「カミナリなんて鳴ってないよ。」という。
「えーーっ！！やっぱりオバケだよ、オバケ！！」
最近、怖い話をしたりして、若干ビビり気味のジュンちゃん・・。
そう言えば以前、貸切ホールにも、オバケが出たと大騒ぎをしたことがあった。
ホールには、グランドピアノが置いてあるのだが、基本的に飾りなので置いてあるだけである。
皆でペチャクチャ楽しくおしゃべりしながらセッティングをしていた、その時！！
♪ジャジャ～ン♪
と、和音が鳴った・・。
「えっ？ナニ今の？？ピアノ鳴ったよね？？」
４人が聞いているんだから 間違いない。でも、ピアノ・オバケは初めてだ。コ、コワイ・・。
みんなでギャァギャァ騒いでいるとまたしても、
♪ジャ～ン♪
と、ピアノが響いた・・。
キャーーーーっ！！ なんで和音なんだーーっ！！怖いよう。
もっとも、それ以来、一度もピアノ・オバケは出ていない。
だが、ジュンちゃんとＹピーが閃光を見たその日の夜、またしても妖しい光が ピカッ！！ と光ったのである。
やけにビビッているジュンちゃんがすかさず見つけたのだ。
「ホラッ！！あそこを見てください！！まだ光ってる！！」
「えっマジ？！」
ジュンちゃんの まっすぐ伸びた指の先を、全員で見つめる・・。
そして我々が見たその光はなんとっ！！
「ハイ チーズ❤」と、記念写真を撮るお客さんたち。
夜でフラッシュが窓ガラスに反射していたダケという、心霊写真なんかでも初歩的なミスである。
ジュンちゃんのビビりすぎが引き起こした「ビール小屋 ナゾの閃光・怪事件」だったが、そんなジュンちゃんを、優しく微笑んで許してあげた我々なのであった。
写真は、怪事件とはなんの関係もナイ、お客さんがくれたお土産である。ナマステ。
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