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好きな事はナニ？　（11.06.08）

食べるコトと寝るコトです。

　ビール小屋きっての食いしん坊少女、ゆうこりんのハナシである。
月曜日の夜、残ってしまったピザ生地は、火曜日が定休日だから賄い用になる。

　ゆうこりんは食いしん坊少女なので、全部の種類のピザを食べたいのである。だが、２種類のつもりで食べてたのに　もう２種類でて来てしまったら、ペース配分が崩れてしまう。
　だから必ず、ナニがどれだけ出て来るかをキッチリ把握した上で　食事を進めていくのである。その為にピザを目の前に並べて、状況を確認しているのだ。
　
　そのペース配分機能は、飲み会の際にこそ本領を発揮する。
まず飲み会でする事は、コースメニューの内容確認である。お酒も飲むけど、それよりも次のお料理の為に、どのくらいオナカのスペースを空けておけば良いのか、段取りが非常に重要となって来るのである。

　ワタシのように、好きなモノばかり食べて、オナカいっぱいになっちゃったりしないのである。彼女はとっても用心深いのだ。兄弟の一番上だからか？

　用心深いので、調子に乗ってお酒を飲みすぎて、翌日二日酔いでツラくなったコトもない。ビックリである。なんとしっかりしているんだ！！今までワタシは何度味わったことであろうツラく苦しい、そして孤独な二日酔い・・。

　そんな用心深いゆうこりん。時々ヘンなコトを言う。

　「お店のエアコンが、暖房にしてると勝手に止まっちゃう時あるよね〜。除霜ナントカって、表示でるよね。」
　ゆ「あ、出ます出ます！なんか、ナントカ・ホットラインとかそういうのですよね。」

・・。ホットライン？？　
　
「ホットラインって、命のホットラインとかそういうの？」
「エアコンの表示は、ホットスタート　だったと思うけど・・・」
　
ゆ「ギャァ〜ッ、間違えちゃった〜ッ！アハハハハーっ！！」


　子供の頃の遊びの思い出ばなしをしてたとき、駄菓子はこんなのがあったとか、フォークダンスを運動会で踊らされたとか、各自イロイロ勝手にしゃべっていた。
　するとゆうこりんがナニかを思い出した。

ゆ「あのー、アレあったじゃないですか、なんでしたっけ？？くだものの名前言ってって、みんなでバァーーッて逃げてくヤツ！！あっ、そうだ、フルーツ・ポンチ！！」

　フルーツポンチ？それじゃなんだか、芝生の庭でパーティーしてるみたいだよ。

「うん、そのゲームの名前はね、フルーツ・バスケットだから。フルーツポンチは　のみもんだからね。もしくは若手お笑い芸人かな。」

ゆ「ギャァ〜ッ、まちがえちゃった〜ッ！アハハハハハーッ！！」


　今日の彼女には、残念ながらまだ確認できていない事項がある。「今日のお昼の賄いがナニか？」という、最重要事項である。
　今、念のため彼女に、今日の賄いがなにか知っているか聞いてみた。

ゆ「いや、わからないです。ウチヌマさんがネギを切っていたっていうコトしか、わかっていません。」

　サスガだ。少しの情報でもきちんと把握している。

　今日のお昼ゴハンには、彼女の好物が出て来ることを　切に願う！！



　


　


　


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